女装した男の子の芸能界での活動を描いた(一部例外あり)やぶうちさんの代表作のひとつ『少女少年』シリーズ。
恋愛が軸のものがあれば家族や友情を軸としたものもあり、コメディ要素の強いものからメッセージ性の強いものまで、多様な作品が見られます。
目次
1.『少女少年』とは
小学館の学年誌(主に『小学六年生』『小学五年生』)および『ちゃお』で連載された、女装した男の子の登場する作品です。
『少女少年I -MIZUKI-』(便宜上こう表記します)のあとがきには連載の経緯などが書かれています。
『少女少年』というタイトルは「女の子みたいな男の子」という意味で付けられており、そもそもの構想はやぶうちさんが大学受験のために漫画をお休みしていた頃からあったそうです(1987~88年頃でしょうか)
受験後に『ちゃお』で連載しようと考えていたものの、やぶうちさんが1年間の浪人生活を送る間に『ちゃお』の方針も変わり、男の子が主人公の作品はNGとなったことで連載の機会はなくなってしまいました。
長らく日の目を見ることがなかった『少女少年』でしたが、『水色時代』をきっかけに『小学六年生』とのつながりが出来たことで『小学六年生』での連載が決まり(1997年より連載開始)、その後長く続くシリーズとなっていきます。
2.各作品の紹介
★やぶうち優 著『少女少年』
『小学五年生』1997年3月号から『小学六年生』1998年3月号まで連載された1作目。
『少女少年』というタイトルで発売されていますが、他の巻に倣って『少女少年I』や『少女少年I -MIZUKI-』と称されることもあります。
★やぶうち優 著『少女少年II -KAZUKI-』
『小学六年生』1998年4月号から1999年3月号まで連載された2作目。
★やぶうち優 著『少女少年III -YUZUKI-』
『小学五年生』1999年3月号から『小学六年生』2000年3月号まで連載された3作目。
★やぶうち優 著『少女少年IV -TSUGUMI-』
『小学六年生』2000年4月号から2001年3月増刊号まで連載された4作目。
★やぶうち優 著『少女少年V -MINORI-』
『小学五年生』2001年3月号から『小学六年生』2002年3月増刊号まで連載された5作目。
★やぶうち優 著『少女少年VI -NOZOMI-』
『小学四年生』2002年2月号から『小学五年生』2003年2月号まで連載された6作目。
この年から掲載誌が1学年下がりました。
★やぶうち優 著『少女少年VII -CHIAKI-』
『小学四年生』2003年2月号から『小学五年生』2004年2月号まで連載された7作目。
学年誌での最後の作品です。
★やぶうち優 著『~少女少年~GO! GO! ICHIGO』
2004年から2005年にかけて『ちゃおデラックス』で連載された8作目。
唯一芸能界が出てこない作品です。
3.まとめ・考察など
★『少女少年』シリーズにおける女装アイドルの行く末
『少女少年』シリーズの結末、芸能活動がどうなるかについてまとめています。ネタバレありですのでご注意ください。
★まつ毛の本数から見る『少女少年』シリーズの登場人物
『少女少年』シリーズの登場人物をまつ毛の本数で分類しています。
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*2023年3月時点の情報です。最新の情報はまんが王国のサイトでご確認ください。