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やぶうち優 著『少女少年IV -TSUGUMI-』

投稿日:2019-05-26 更新日:

小学館の学年誌に掲載された『少女少年』シリーズの第4作です。前作で「三部作完結」とされていたこともあってか、登場人物の配置が変わりました。また、やぶうちさん曰く「本来の絵に戻した」そうで、絵柄にも変化が見られます。

目次

  1. あらすじ
  2. 登場人物
  3. 白鳥つぐみの芸能活動
  4. 結末:芸能活動を続けていくのか?
  5. 小ネタ
 

1.あらすじ

小学6年生の白原允は、「女の子の方が得だから」と女装して出掛けていたときに出会った芸能プロダクションの村崎からスカウトされます。「億単位で稼ぐのも夢じゃない」と言われてその気になった允は、「白鳥つぐみ」としてデビューします。
つぐみははじめての仕事で、売れっ子であり允のクラスメイトでもある逢見藍沙と共演。はじめは藍沙に苦手意識を持っていた允でしたが、段々と藍沙に惹かれるようになり…允とつぐみ、藍沙、そして友人の雪火も巻き込んだ人間関係の行く先は…?

2.登場人物

登場人物の名前には鳥しばりがあります。
ちなみにやぶうちさんは鳥、特に文鳥がお好きだそうです。

クレジット表記の「キャスト」欄に載っている人物

名前紹介
白原 允(しろはら みつる)
=白鳥 つぐみ(しらとり つぐみ)
主人公。小学6年生。男であることを隠し、女の子の「白鳥つぐみ」として芸能界デビューする。プライベートでしばしば女装していたため、女の子としての振る舞いに慣れている。シロハラ、ツル、ハクチョウ、ツグミ
大嵩 雪火(おおたか せっか)允のクラスメイトで友人。女装した允と一緒に出掛ける仲で、つぐみ=允と知っている。オオタカ、セッカ
逢見 藍沙(おうみ あいさ)允のクラスメイトで人気アイドル。ウミアイサ
小洞 燕(しょうどう つばめ)允のクラスメイトで藍沙の友人。ショウドウツバメ
村崎 ツトム(むらさき つとむ)『少女少年』から継続して登場(クレジットでは「友情出演」となっている)。
本作では女装した少年であることを知った上で允をスカウトしている。
ツグミ
(ツグミ)
野鳥 セッカ
(セッカ)
海鳥 ウミアイサ
(ウミアイサ)

登場人物以外の鳥しばり

名前紹介
笹後井小学校(ささごいしょうがっこう)允達の通う小学校。ササゴイ
パロットタウン(ぱろっとたうん)允達が出掛けた遊園地。オウム(パロット=parrot)
ヤブサメ町(やぶさめちょう)BMチョコの新シリーズが入ったというコンビニがあるところ。ヤブサメ

3.白鳥つぐみの芸能活動

CM

オーディションに合格して得たつぐみの最初の仕事です。アイスのCMで藍沙と共演します。
ロケ地は札幌。オーディション時の発言がきっかけでつぐみは藍沙と同じ部屋に泊まることとなり、このことがつぐみ、藍沙双方の気持ちに変化をもたらします。
CMが好評だったことでつぐみは藍沙とセットの仕事が多くなります。

撮影

藍沙とセット、あるいはつぐみ単独で何かの撮影をしています。7月に秋物、秋頃にクリスマス向けの撮影をしているということで雑誌でしょうか。

テレビ出演

テレビのトーク番組に出演しています。

写真集

つぐみ単体での写真集を発売します(ちなみに藍沙は1年ほど前に出しています)。中には水着のカットも見られます。

4.結末:芸能活動を続けていくのか?

» 以下ネタバレあり

允としては藍沙と両想い、つぐみとしては藍沙の良き友達、と藍沙に近い場所での二重生活を送る允。雪火からの「もともとつぐみはいない」という言葉もあり、藍沙を騙し続けることになっていいのかと悩みます。
そして允が出した結論は、藍沙の友達としてちゃんとけじめを付けるということ。藍沙につぐみ=允であること、仕事を辞めるようと思っていることを伝えます。
突然のカミングアウトに戸惑う藍沙でしたが、雪火との会話の中で允もつぐみも自分に取って大切な人だと気づきます。つぐみはかけがえのない友達で、これからも一緒に仕事をしたいという藍沙の思いを受けて、允はつぐみとしての活動を続けることにします。
「どのみち声変わりまで」と村崎さんに言われてはいますが、『少女少年』シリーズで唯一、主人公が女として芸能活動を続ける結末です。

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5.小ネタ

  • 允、つぐみが着ている服に「GIRL BOY」(=少女少年)

★『少女少年』シリーズに関する記事はこちら→やぶうち優 著『少女少年』シリーズの紹介と関連記事の一覧

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