いま、綴りたい言葉がある

本の感想や舞台、漫画について、気のおもむくままに。

読書

『神様のカルテ』番外編が当選しました

投稿日:

『神様のカルテ』10周年記念キャンペーンに当選しましたので、簡単に内容を紹介したいと思います。

目次

  1. 『神様のカルテ』10周年記念キャンペーンとは
  2. 小説『新章 神様のカルテ』番外編ミニブックの内容
  3. 「神様のカルテ」番外編『Birthday』あらすじ
  4. 「神様のカルテ」番外編『Birthday』のポイント
 

1.『神様のカルテ』10周年記念キャンペーンとは

『神様のカルテ』が発売されたのが2009年の8月。2019年はシリーズ10周年の年に当たり、これを記念してプレゼントキャンペーンが行われました。
1月に発売された最新刊『新章 神様のカルテ』の単行本帯についている応募券で応募出来たこのキャンペーン、賞品は下記の2種類でした。

A:特製「神様のカルタ」 200名様
物語の中に出てくる場所やエピソードにちなんだカルタです。
B:小説「新章 神様のカルテ」番外編ミニブック 1000名様
書き下ろしオリジナル小説を読むことができます。

(『新章 神様のカルテ』帯より)

「神様のカルタ」(一文字違うだけで全くの別物になりますね)も気になったのですが私が応募したのはB賞のミニブック。
締め切りは5月上旬、賞品の発送は6月下旬を予定とのことで落選したものとばかり思っていましたが7月22日に届きました。

2.小説『新章 神様のカルテ』番外編ミニブックの内容

いただいたミニブックがこちらです。

神様のカルテ番外編

表紙は『神様のカルテ』シリーズでお馴染みのカスヤナガトさんによるもので、一止、榛名、小春の3人が描かれています。
文庫サイズのミニブックでページ数は60ページ弱。中身は

  • 夏川草介さんのコメント
  • 書き下ろし短編『Birthday』
  • シリーズ各巻の紹介
  • 『神様のカルテ』のあゆみ(小説刊行年と映画公開年の年表)

となっています。

3.「神様のカルテ」番外編『Birthday』あらすじ

内科医・栗原一止が本庄病院から信濃大学病院へと移ってひとつき。複雑で分からない、本庄病院とは全く勝手の違う大学病院での仕事に胸をよぎるのは「なんたる理不尽か」の一言に尽きる状態です。
そんな日々の中、一止は臨月を迎えた榛名の通院に付き添う予定でしたが、当直明けの朝に患者が運び込まれてきて…

4.「神様のカルテ」番外編『Birthday』のポイント

登場人物

主な登場人物は信濃大学病院の宇佐美先生と北条先生。砂山次郎は登場しますが進藤辰也は出てこず、この点はちょっと残念でした。

「引きの栗原」エピソード

最早『神様のカルテ』シリーズでははずせない要素のひとつとなっている感のある「引きの栗原」。
本作『Birthday』でも一止が引いているシーンからはじまっていますし、大学に移ってひとつきにして「引きの栗原」の名前は浸透しつつあると書かれています。

一止と漱石

双葉佐季子との初対面のシーン(場所は『神様のカルテ2』『新章 神様のカルテ』でも登場したカレー屋「メーサイ」です)でふたりは本の話をします。
その中で一止が夏目漱石について語るくだりがあり、一止らしさが感じられるシーンとなっています。

短編ではありますが、『神様のカルテ』シリーズの魅力が詰め込まれた作品だと感じました。
『新章 神様のカルテ』が文庫になる際に収録されるといったことはあるのでしょうか。

★『神様のカルテ』シリーズに関する記事はこちら→夏川草介 著『神様のカルテ』シリーズに関する記事の一覧

-読書

Copyright© いま、綴りたい言葉がある , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.